2022.8.13 稽古会日誌「気付きなるもの」

台風上陸。
台風としてはさほど暴風がきつくないものとは言え、夜にかけて関東直撃とのことで午前中に参加者は集中。少人数とは言え、会場が手狭につき少々狭い中での稽古。

居合は控えて立ち居振る舞いの工夫から、相対稽古。
尺度足りうる基本の所作は、小さき部分から大きな所作に至るまで共有しうるテーマを示す。
もちろん、道具の違いにおいても同様である。

「人の過ちとは違うものを同じと思うか、同じものを違うと思うかのどちらかである」
その過ちに気付いたときに人は自らの学びを築く。

方向性がはっきりとし、基本がしっかりと確率していれば、自分の過ちに気付くという経験を持つ。
方向性がはっきりとしていなかったり、基本が確立していない場合は、大きな悟りを得たという感じを持つ。

当たり前のことを見落としていた己の愚かさに苦笑するのか、それとも見出した奇跡の喜びに浸るのかはその関わり方に起因する。

午後は人も引け、外は暗くなり雨足が強くなったり風が強くなったり・・・。
スペースが確保されたので杖と居合を中心に。

形稽古の中で段階的に進む技術の向上と、それに伴う意識の変化との向き合い方の工夫。

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