2021.9.25 稽古会日誌 その2

稽古会日誌
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本日は礼法の確認とその意味の稽古。
形稽古とは物言わぬ形や道具を扱うことで稽古を進めます。
それゆえに誰かがこちらの都合のよいようにサポートしてくれたり、御膳立てをしてくれたりすることを前提にするものではありません。すべては自分の責任であり、むしろ周りで起きる諸々を自らが受け持つ覚悟が必要とされます。
それゆえ、日常性(普段の生活)と非日常性(稽古)分かち、その境界線をまたぐ儀礼をもって場とのかかわり方を明確に変える意識付けが必要となります。
それが「礼法」ということとなります。
形稽古に臨む最初の所作である以上、「礼法」もまた形により構成されています。
そこでの責任を負う行為とは、私が、今、ここで、何を、何のために、どうしたのかのすべてを背負うことに他ありません。
そういう意味において、形稽古における礼法は、まさにその稽古における最高の形が表現されなければならないとも言えるのではないでしょうか。

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